気象庁は26日、向こう1か月(12/28~1/27)の天候の見通しを発表した。西日本と沖縄・奄美は寒気の影響が弱く、1月上旬にかけて気温がかなり高くなる見込み。また、同様の理由で、東・西日本の日本海側は、向こう1か月の降雪量が少ないと予想されている。
北日本は寒い年越し
1週目(12/28~1/3)は、29日(日)から30日(月)は低気圧や前線の影響で全国的に雨や雪となり、31日(大晦日)から1月2日にかけては北日本を中心に冬型の気圧配置が強まる見通し。このため、北日本で低温傾向となり、特に31日は日本海側を中心に風雪が強まるおそれがある。一方、寒気の影響が弱い東・西日本や沖縄・奄美は、南の地域ほど高温傾向が顕著になりそうだ。
2週目(1/4~1/10)は、冬型の気圧配置は北日本では平年程度だが、東日本以西では平年より弱い見込み。このため、東日本の日本海側は、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない予想となっている。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。気温は、東海、西日本、沖縄・奄美で高い見込み。
沖縄は夏日の所も
中国地方は28日(土)頃と、31日(大晦日)から元日に冷たい空気が流れ込むが、東海や西日本の多くの地域、沖縄・奄美では、今後2週間も寒気の影響は弱い見込み。このため、平年より気温の高い日が多くなりそうだ。特に、1月3日(金)頃からの5日間ほどは気温がかなり高くなるとして、気象庁は東海、西日本、沖縄・奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼び掛けている。沖縄の先島諸島では、30日(月)頃と、1月2日以降に25℃以上の夏日地点が現れそうだ。
その後、3~4週目(1/11~1/24)は、全国的に平年と同様の天候が見込まれる。北日本はほぼ平年並みの寒さが予想されるが、寒気が南下しにくい東・西日本と沖縄・奄美は高温傾向が続きそうだ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース